投稿者: nudepi

  • 転職3回で掴んだ大手企業の管理職

    こんにちは!始めまして。本サイトを運営している鈴木です。

    これまでに3回の転職を経験し、直近では2024年にアラフィフながら転職。現在は4社目で一部上場企業の管理職として仕事をしています。

    これまでの転職の経験を生かして、転職を考えている方へアドバイスできればと思っています。

    そんな私のこれまでの転職歴を紹介します。

    1社目:小さな中古車買取店で得た「基礎力」

    私が就職したころは就職氷河期と言われた時代で、なかなか思うように仕事が見つけられず、私の社会人生活は、とある地方の中古車買取店の店員から始まりました。

    いわゆる現場仕事で、スーツを着ての飛び込み営業や接客から、つなぎを着て簡単な車の整備と洗車までと幅広い業務でした。

    当時は正直、将来の展望もなく目の前の仕事をこなすのが精一杯でしたが、この時期に培った「人との接し方」や「数字を追う感覚」は、今でも大きな財産となっています。

    特に、顧客の本音を引き出す会話術や、営業目標に向けて日々改善する姿勢は、後々のキャリアで役立ちました。大きな成功もなく地道な日々でしたが、この時期に社会人の基礎を叩き込まれたのだと思います。

    2社目:自動車部品の設計で培った専門スキル

    もともと自動車が好きではあったものの、エンジニアになりたいと考えていました。しかし、当時は就職氷河期ということもあり、就職先が見つからず、結果的に中古車買取店に就職しました。

    しかし、会社の将来性に疑問に思ったことや、やはりエンジニアとして働きたいという思いで自動車部品メーカーに転職しました。

    ここでは、自動車部品の設計業務を担当し、機械設計の基礎や製品開発の流れを学びました。ゼロからのスタートで学ぶことも多く、設計スキルを磨く日々でしたが、自分の作った製品が世に出る喜びを初めて実感しました。

    また、この時期には「一つの分野で専門性を高める大切さ」を強く感じ、機械設計やCAD操作のスキルを徹底的に磨き上げました。この経験が次のキャリアステップに繋がる大きなきっかけとなりました。

    3社目:海外のお客様向け自動車部品設計と管理職経験

    2社目の企業では国内の顧客向けの部品設計をしていましたが、当時の自動車会社の資本関係から、海外のお客様とも仕事をする機会がありました。

    当時の私は英語なんて話せないし、海外には1度も行ったことがない。そもそもパスポートなんて持っていないという状態でしたが、時々やってくる英語のメールや上司と一緒に出席する英語での電話会議で海外の顧客との仕事に興味を持ち始めました。

    そこで、仕事をしながら転職活動を始めました。当時は今のような転職エージェントのような制度はありませんでしたが、転職サイトが主流になりつつある頃だったため、転職サイトで情報を集めていました。

    そして見つけたのが、3社目となる企業の「海外顧客向け自動車部品の設計」でした。

    ここでは、海外のお客様向けの自動車部品設計を担当し、グローバルな視点での業務を経験しました。毎日の英語のメールのやり取りや電話連絡を通じて、徐々に英語力をつけていきました。

    さらに、海外赴任を経験し、現地のお客様や製造チームと直接やり取りし、異文化コミュニケーション能力や柔軟な対応力を身につけることができました。

    また、管理職としてチームを率いる機会を得たことで、設計業務だけでなく、人材育成やプロジェクトマネジメントのスキルも磨かれました。この頃、業務の幅を広げながら「チーム全体で成果を出す喜び」を実感しました。

    4社目:大手企業での管理職――経験が花開く

    3社目では海外のお客様を担当していましたが、海外のお客様向けのビジネスは発展途上で、手探りで開拓していくことが多い業務でした。

    誰もやったことのない業務をしたり、新しい顧客との取引を開始したりと前例のない業務が大半でした。そして、今後その業務を端としていくであろう後輩のために業務の手順書を作ったり、社内で教育をするなど行ってきました。

    40代も後半になったころ、海外を飛び回ることに疲労を感じ始めたことや、後輩に任せることで後輩たちの力を伸ばしていく必要があると感じるようになりました。

    また、顧客開拓といった前線での業務だけでなく、これまで切り開いてきた仕事の進め方を整備して効率を上げていく組織力の強化に取り組みたいと考えるようになりました。

    そこで、社内で必要性と私にその業務を任せて欲しいと言うことを上司へ訴えてきましたが、残念ながらその要望は通りませんでした。

    上司と方針の違いで対立した結果、私は閑職へ飛ばされてしましました。閑職での業務はやりがいを感じられませんでした。もっとバリバリと仕事をしたいと考え、40代後半での3度目の転職決意。

    そして4社目が現在の一部上場の大手企業です。現在は、3社目でできなかった開発ルールの制定や効率的な設計プロセスの導入を担当する部門で、管理職として働いています。

    これまでの設計業務で培ったスキルと、海外でのマネジメント経験が評価され、「技術力と統率力を兼ね備えたリーダー」としての役割を任されました。

    自分のこれまでのキャリアを総合的に活かせるポジションで働けていることに、大きなやりがいを感じています。

    最後に:これまでの経験を生かした転職サポート

    これまでの転職活動での気づきや苦労、成功の秘訣が少しでも皆さんの役に立てばと思っていますので、是非参考にしてください。