自分の立ち位置を知る方法
理想と現実をすり合わせることで、選択肢の質が大きく変わります。
自分の強みや転職理由が整理できたら、次は「転職市場の中で自分はどこに立っているのか」を確認します。
ここを飛ばしてしまうと、「やりたい仕事」と「実際に求人がある仕事」がずれてしまい、なかなか内定につながらないという状況になりかねません。
市場調査・情報収集で何を調べるのか?
市場を知ることはとても重要です。例えば、次のようなことを調べます。
- 希望する職種の求人は多いのか
- どの業界が人材を求めているのか
- 自分の経験は市場で評価されるのか
- 年収相場はどれくらいなのか
- どんなスキルが求められているのか
情報収集としては、転職先の候補となる会社の情報を集めることです。
- 平均勤続年数はながいのか?
- 残業時間はどれくらいか?
- 経営理念や方針は?
- 教育や資格取得はどうなっているか?
- 福利厚生はどうなのか?
こうした情報を集めることで、自分の転職の現実的な選択肢が見えてきます。
とはいえ、すべてを自分一人で調べるのは大変です。
求人サイトを見ても情報は断片的で、業界の動向や職種の将来性まで理解するのは簡単ではありません。
AIを使った市場調査のメリット
市場調査や情報収集を自分で行うのは大変です。
インターネットで検索して、出てきたホームページを読んで、必要な情報を抜粋する必要があります。
情報収集にしても、企業のホームページを見に行って、企業理念のページをを探して、次に企業情報のページへ見に行って、福利厚生のページはどこ?と探して。
1社まとめるだけでも本当に大変です。
そんなときに活躍するのがAIです。
AIは転職市場の情報を整理し、理解を助けてくれる存在になります。
膨大な情報の中から、必要な情報だけ抜き出してまとめて教えてくれます。
ステップ1:業界・職種の動向を聞く
この市場調査は業界や職種によって大きく変わりますので、自分で業界にあった質問をしてください。
参考として1つ例を挙げておきます。
まずは次のような質問から始めます。
「営業職の転職市場の動向を教えてください」
「今後伸びる業界はどこですか?」
「この職種の平均年収はどれくらいですか?」
AIは、業界の傾向や求人状況をまとめてくれます。
これにより、どの分野が活発なのか、どこに可能性があるのかという全体像が見えてきます。
ステップ2:気になる企業の情報を調べる
次に、気になる企業の情報を調べます。
例えば
「株式会社〇〇へ転職を考えています。平均勤続年数、給与、残業時間、年間休日数を教えて」
と入力するとAIはすぐにまとめてくれます。
下の図は、大手自動車メーカについてChatGPTに上の質問をした結果です。

AIで情報収集した例
この情報が出てくるのにわずか10秒ほどです。
自分で調べてまとめていたら、1時間はかかるのではないでしょうか。
転職するとき、候補は1社だけではありません。
何社も調べるとしたら大変です。
市場調査や情報収集はAIに任せることで時間を大幅に短縮することができます。
短縮した時間は職務経歴書の作成などに使うと良いでしょう。
私の体験談:47歳・異業界転職でもAIで狙いを定められた
大学卒業から約25年間、自動車業界一筋で仕事をしてきました。
一般的に、転職市場では40代後半は簡単な年齢ではありません。
さらに、私は自動車業界の経験しかなく、転職先は電気機器メーカーというまったく別の業界でした。
それでも転職することができたのは、AIを活用して自分のスキルが活かせる市場を調べたからです。
前職では、自動車業界の規格認証を取得するための活動に関わっていました。
最初は「自動車業界の経験しかない」と思っていましたが、AIに相談しながら市場を調べるうちに、規格認証という仕事はどの業界にも存在することに気づきました。
他の業界であっても自分の経験が活かせる可能性があると判断しました。
結果として、自動車業界とは異なる業界へ転職することができました。
もちろん、職務経歴書の書き方やアピールの方法は工夫する必要がありましたが、AIを使った市場調査によって「どこを狙うべきか」を見つけることができたのは大きかったと感じています。
理想と現実をすり合わせることが大切
市場調査で得られる重要なことは視野を広げられることです。
ベテランになればなるほど、新しい業界へ転職することに躊躇してしまいがちです。
これまで積み上げてきたものがリセットされてしまう感覚だからです。
あなたのこれまでの経験と身に着けてきたスキルは他の業界でも通用します。
でも、自分一人だとなかなか気づけないのです。
AIを活用することであなたの経験・スキルと新たな業界を結び付けてくれます。
AIは市場の傾向や全体像を理解するのに役立ちますが、AIによっては検索情報は最新情報ではないことがあります。
このため、最新の求人情報そのものはリアルタイムで更新される求人サイトで確認する必要があります。
AIと求人サイトを組み合わせて使うことで、効率的な市場調査が可能になります。
